おしまい日記

日常の終わりとはじまり

11/22-11/28

11月22日(月)

 

先に東京から帰省していた兄が、自分より先に帰った。

祖母と伯母と駅まで見送ったのだが、兄が去った後に、伯母が、「あいつ寂しがり屋でさ。こういう別れの時、いっつも寂しそうな顔するんよね。」って嘆いていて、確かに、やつは寂しがり屋だなって印象がある。自分はこういう時は笑顔で手を振るようにしているのだが、奴は別れ際はいつも目と鼻と口を点のようにして、「ばいばい」も言わずに、なんとも言えん表情をする。こんなことを言っておきながら、自分も兄が先にいなくなったの寂しかったから、その後に土砂降りの中ショッピングセンターに行って、気晴らしにメダルゲームしていた。メダルゲームの老人率やばいよな。なんか去っていく兄の姿より、メダルゲームする老人の姿は見ていて寂しい気持ちになるよな。楽しそうにやってる人もおるけど。寂しい日でしたわ、とにかく。帰省話、続く。

 

11月23日(火)

 

友人に会った。自分に小説を書くことを勧めてきた友人。その友人も小説を書いている。互いに書いたものの「さわり」(最初の部分)を見せ合おうと約束していたので、コメダに入ってプリントした紙を交換して読み合った。

友人のは、非現実的な話なので、自分にはない感性で面白かった。ああいう、時代劇っぽい話とか、人間じゃないものが出てくるとか、そういうものを書こうと思えるのはすごいと思う。自分は、出会ったことないもの、生きたことのない時代、とかは、感覚がわからんから怖くて書けんと思う。人の想像力ってすごい。互いに、今書いているものを完結できたらいいねって話をした。自分、頑張ります。帰省はこの日で終わり。夜の八時くらいに東京駅着きました。ああ。帰ってきちゃったぜ、東京。

 

11月24日(水)

 

帰省明けの仕事きっつーーーーー。キツすぎて記憶ないですわ。

 

11月25日(木)

 

給料日でした。相変わらず体はきついが、給料日なんで頑張って出ました。でも昨日よりは全然きつくなかった。大人だから、何日か後にもっとすごい疲れがグッと出るのかな?それは怖いっすね。

 

11月26日(金)

 

村上春樹の「アンダーグラウンド」をやっと読み切った。二ヶ月ちょいくらいかかったかな?サリンのせいで重症になった女性のお兄さんのインタビューが一番印象的だった。病院でその女性と対面した時の村上春樹の文章がとても良かった。今の時代に、そんなことが起こったら一体どうなってしまうのだろう。と思わざるを得なかった。このようなテロ行為が発生した場合に、当時対応が良くなかったとされる消防庁とか警察の上の方とかは、二十五年以上経った今、迅速に的確に動ける組織として成長してくれたのだろうか?そしてこの混沌とした時代に、麻原のような悪のカリスマ的な存在が急に現れた場合に、自我を忘れて身を投影させてしまうような人々は今のこの日本には山ほどいる気がする。混沌。いろんなものが便利になったこの時代でも、そのワードは世界を襲い人々の足元をすくうような存在。いつまでも忘れてはならない事件。

 

11月27日(土)

 

ブックオフで本を売ったら715円になった。これはいい方なのか?良くない値段なのか?とりあえず本棚に隙間ができて良かった。ちっちゃいカラーボックスだから、またすぐに埋まっちゃうんだろうな。その後に図書館に行って、新しく書こうと思っている小説の参考図書を3冊借りてきた。絶対に貸出期限内に読める気がしない。

 

11月28日(日)

 

母の家で、母と一緒に録画していた「ドラフトコント2021」を観た。面白かった〜。それぞれ感想書いていこ。まず、山内組。設定は面白かった。時止めれる設定も、悪くはなかったけど、どんでん返しがどんでん返しきれていなかった気がする。あのコントにおいての加賀くんのキャラが弱かったからかなあ?それだったら、時止めれるバンドのファンの山内なんやねん?で森田と揉めてる最中に、契約するしないで揉めてるあんりとかが急に時止めて周りに悪態つき出して、「え?あっちもなんか訳のわからんことになっとるやん?」ってさらに混沌とさせる方が面白かった気する。で、加賀くんも止めれるから、森田がこれみんな時止めれるんじゃね?ってなっての、まんじゅうだけ全然時止めれない、そして周りが時止まってるの気づかなくて加賀くんをスカウトし続けてるってなっての、森田がいや、なんでお前だけ気づかへんねん??とかでごちゃつく方がまだ面白かった気する。で、最後に森田が「もうええわ。」つって時止めて「結局お前もできたんかい?」ってオチだったらどんでん返しに持ってけた気する。はい、次はかたまり(春日)チーム。かたまりに全任せだったのが見ていて気持ちが良かった。で、かたまりが仕事できすぎた。そういう点においては、春日もかなり仕事ができるのではないだろうか。吉村とか使いようなさそうなのに、大ツッコミの小田と組ませて中ボケに回させるあたり良かった。かたまりの目の演技もすごいよなあ。最初空気階段って、もぐらが圧倒的に演技力高いだけかと思ってたけど、かたまりの演技も相当なものですよね。さすがKOC優勝するだけある。ネタ書く才能あって顔も綺麗でスタイルも良くてってすごい。バツイチだから鼻につくこともなさそうやし。禿げてても何にもダメージなさそう。とにかく五人の使い方が一番うまかったから、優勝してなんの文句もなかった。次、小峠チーム。やりたいことをやり切ったって感じがして良かった。中年チームの意地を見た気がする。西村入れちゃうんかい!ってところにも小峠の可愛さも感じた。大久保さん軸に考えるっいうのは正解やった気がする。あと、小峠は、去年のKOCのニューヨークのヤクザのネタベタ褒めしてたから、嶋差のああいうところが大好きなんだろうなって思った。かっこいいよな。あの目のイキ具合。次、大悟チーム。結局、志村関係なしに、長谷川をノブとすり替えただけじゃねえか!って思ったけど、周り巻き込んでやりたいことやったもんがちだからええんですよね。サーヤを完全にお色気要員だけと見なし、全然仕事させてないの大悟らしすぎた。でもサーヤって、すっごい出来る子なのはわかるけど、アクが強すぎて使いようないもんね。見た目も派手やし、自我が消せてなさすぎて、演技上手いのに全然コント向きじゃない。秋山とか友近くらいに自我が時空を越えたら化けるかもやけど、今の時点では、若くて可愛い器用なアクの強い子。自我を消せって言ってるわけじゃないけど、自分のアク強さが、今のところ悪い部分でしか作用されていないのが可哀想。タトゥーアーティストと結婚して子供五人くらい出来たらすごいもの完成しそうやけどな。こういうのってハラスメントなのかなあ?怖い怖い。最後、又吉チーム。チーム編成がうまかったな。本当にコントを愛してるんだなって印象。もぐらがセリフをとちれないとプレッシャーだったみたいな感じだったけど、君なら余裕やろってくらい貫禄あった。じろうに関しては、もうただの劇団の人や。礼ちゃんが上手に使われてて、又吉の愛情を感じた。自分の立ち位置を、誰よりも正確に把握してるっぽいところがすごいよなあの子。でも絶対に卑下している感じがしないのがまた強い。セットにいくら金かけたんやろう。大悟の焼け野原コントの次に、お口直しの最後の締めとして、重厚ないいものを見れて良かった。加賀くんはこっちの方に入りたかったやろうな。面白かったな。また来年もメンバー変えてやってほしい。