おしまい日記

日常の終わりとはじまり

10/18−10/24

10月18日(月)

 

お気に入りのボールペンが消え去ってから三日が経った。今まで日記はA5のノートに手書きで書いていたけど、もうあのボールペンで書けないのならデジタルにしてしまえという思いと、A5のノートはもはや呪いの文書のようになってしまっており、自分がいなくなった時にあの念のこもった数々のノートを誰かに処分させるのは申し訳ないという思いから、紙ではないコレに移行する流れに至った。てなわけで、今日から毎日?書きます。

 

10月19日(火)

 

推しの話をしよう。我が推しは仲間とゲーム配信をよくやるのだが、何日か前のゲーム配信中の推しは大いに酔っ払っており、呂律が回っておらずテンションも高めだった。お酒が入ると下品になったりする奴もいるが、我が推しは酒が入っても普段の物言いが変わることはなかった。推しのいつもの上品さは酒に侵されずに保たれたまま、仲間とのゲームをただただ楽しんでいるようであった。酒がたくさん入っても高貴さは失われない。そして呂律が回っていないせいで少し幼くなる甲高い声が可愛いったらありゃしない。高貴で可愛い。自分は酒に酔っている状態の推しをこれから「エルメス」と呼ぼうと思う。本当は「ラブリーわたあめちゃん」と呼びたいのだが、これじゃ気品さがまるでない。Don‘t you think so?日常の話をすると、今日はめっちゃ仕事暇で、上司が普段ハマっているというユーチューブの動画を一緒に見ていた。インドで三百人前のカレーを作る、屋台で何十人前のチャーハンを一気に作るとかなんかそういう動画。塩を大量に入れるから、動画の字幕に「水戸泉」とか出てくるんだけど、自分はその人を知らないと上司に言ったら、「あ〜。知らないのか〜。」と笑いながら返された。そんな日だった。

 

10月20日(水)

月が綺麗だった。満月。それはさておき、夜中の2時くらいにラインの通知の振動で目が覚めた。メッセージを見ると、なんと、5年前に絶交した人から「あの時はごめん。もう一度仲直りしたい」といった内容だった。「ええー。」という気持ちになり、そのままあんまり寝れずに朝を迎えた。自分は、人というものは根本が変わらないものだと思っているので、その長文のメッセージの中で、それなりに胸を打たれる文もあったけど、仲直りしたとて、結局は同じことを繰り返すのではないかという不安が拭いきれない。返事はいつでもいいと書いてあったので、まだしていない。なんか世の中の復縁がどうのこうのっていうカップルはきっとこんな気持ちなんだろうなって思ったわ。よりを戻したといえ、次に雲行きが怪しくなった時に、「自分は一度許してやった身なんやぞ。」とか、一生思い続けるんやろうなって思った。それでも一緒にいたいかどうか…。う〜ん。やはり互いの思いに差がそこまでなければ、下手に仲違いして別れることもないやろうしなあ。昨日「エルメス」とか「ラブリーわたあめちゃん」とか言ってた自分どこ?

 

10月21日(木)

 

今日は職場で仲の良い人たちとお食事!そしてその場で先日の出来事を相談しようと決める。その仲の良い人とは、40代の、綺麗で、バチクソ頭の回転がエグいMさん(♀)と30代の元会計事務所にいたような賢いお方、そして自称クレーマー(Mさんと自分の前ではその姿を見せたことのない常人の優しいお方)のNさん(♂)のお二人。自分含め我ら三人は、スイーツ好きにて、各所の美味しいスイーツを二ヶ月に一回くらいのペースで会社が帰りに巡っていたりする集まり。今回は、Nさんの買い物に我ら二人がお付き合いし、その後に居酒屋という流れ。(スイーツないんかい。)というのも、自分が辛いもの好きなので、Mさんが激辛の料理を出してくれるという、テレビでも紹介されていたようなお店を探して予約してくださったのだ。Mさんはいつも先回りをして、お店の予約だとか、本日の予定の流れだとかをスムーズに運んでくださる。激辛料理をつまみながら、いざご相談。Mさんは「社会人になると、プライベートの時間が本当に少なくなる。その中で、誰に時間を割くかというのは結構重要な問題。そこを割いて、その元友人との時間を組み込みたいかどうか。」とアドバイスをくださり、Nさんは「自分は友情は狭く深くというタイプ。今いる友人を大事に思うならば、その元友人と無理に関係は作らなくてはいいと考える。」と二人ともタメになる助言をくださった。そして二人とも「でも気になるのであれば、一度会って話しても全然いいのでは。」という前向きなことも言ってくださった。しかしやはり基本的には前半の二人の意見が自分的にはしっくりきて心に沁みていると感じる。激辛料理は、辛さが1から8まで選べるので、6のトッポギをオーダーしたら、若い兄ちゃんの店員が「おすすめしないです。辛いです。」と言い出したので、5のチヂミに変更。結果、食べれた。6でもいけたのではなかろうか。MさんとNさんは5のチヂミに火を吹いてらっしゃった。特にNさんは、Mさんより甘党なので、Mさんの一欠片をもらっただけでめちゃめちゃ騒いでらっしゃった。面白かった。お二人とも貴重なご意見ありがとうございました。これからもついていきます。

 

10月22日(金)

 

仲直りの気はないというメッセージを夜に送った。そんな雨の日。寒くて寝る時に羽毛布団だした。扇風機もしまわなければ。

 

10月23日(土)

 

スマートフォンの機種替えにて、手持ちのアイフォンから新しいものへお店でデータ移行してもらった。母と一緒に機種替えをしたので、二人合わせて三時間かかった。ひええ〜。お店の人も不慣れな我らに嫌な顔一つせず手順を組んでくださり、こういう職業の人たちの大変さを考えたらマジで頭が下がる思い。絶対「訳わからんわボケ」みたいな客の輩いっぱいおるはずやしな。そのあとは友人と会って喫茶店でお喋りしてから、ケーキ買って友人の家で二人で食べた。半分ずっこして食べようと自分が取り分けたケーキが、見るも無惨に崩れ落ちてしまい友人の爆笑をかっさらった。友人は仕事の事で落ち込んでいたので、これで少しでも元気が出たのなら自分は嬉しい。友人とはこういうことやで。

 

10月24日(日)

 

扇風機をしまい、電気ストーブを出した。この一週間は深夜のあのラインの件、スマホの機種替え、データ移行等でとっても疲弊してしまい、週の最後の今日、肉体が悲鳴を上げている。そんな中、昨晩に「非モテ会」の当選案内メールが来た。来週の日曜の日記はその感想になるだろう。お昼に、録画した「最愛」の第二話を観たんだけど、松下洸平?ってさ、「ここでキメる」って時に、囁くようなセリフの言い方になるのは、元々の彼の演技がそうなの?それとも演出の方の指令なの?どっちにしろあざといね。「囁きの松下」に「目濁りの井浦」ときたぜ。来週はワクチンだぜ。